ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

【1】絵本でひろがる〈市民〉の輪①『ブサの歴史旅えほんvol.1』@夢見ヶ崎動物公園

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.18         ~方向性を決めた「Uさんの言葉」~

2018年5月20日。SK会最高齢の恩師Uさんが、後輩の結婚式に出席するため、島根から上京しました。じつは、このUさんも、夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトをサポートしてくれるアドバイザーの一人。テレビ局で映像編集やディレクターの仕事をしながら、故郷で…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.17     ~見えてきたトンネルの先の「光」~

元キャスターMさんから届いたメールは、恒例のSK会(←テレビ局時代の同窓会)のお誘い。最後に、このようなメッセージがありました。 「絵本のお話会、素晴らしい企画ですね。逆にいまや立派なド素人の私で適任なのか不安が募ります。Sさん(SK会の現役アナ…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.16        ~またまた「壁」にぶち当たる、の巻~

Kちゃんとの話し合いで確認したのは、この絵本をどんな人に読んでもらいたいか。ターゲットは、赤ちゃんから幼稚園、保育園、小学校低学年くらいまでの子供とその保護者。小さな子供にも理解しやすいように、テンポよく読めるように、短めの文章で。そうすれ…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.15       ~いきなり「ダメ出し」をくらう、の巻~

日吉郷土史会Tさんの取材が終わり、材料がそろったところで、いよいよストーリー作りに取りかかることにしました。 まずは、構成を立てるところから。資料や取材ノートを見ながら、おもしろいと思ったエピソードをひとつひとつ付箋に書き出します。それを時…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.14         ~埋もれていた「幸区歴史物語」~

2018年4月29日。幸区役所から紹介していただいた日吉郷土史会のITさんに、地元の歴史について取材をしました。 編集者Iちゃんのストーリーのイメージは「この場所が形を変えながら、地域を見守り支えてきた」。では、時代とともにどんなふうに形を変えてきた…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.13      ~長い間忘れていた「大切なもの」~

前回のブログで、絵本プロジェクトに関わった理由について書いたので、ついでに、「このブログを始めたきっかけ」を振り返ってみます。 話は約2年前にさかのぼります。当時は、キャパシティーをとっくに超えているのに、仕事をひとりで抱え込んでいました。…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.12       ~企画に関わることを決めた「本当の理由」~

2018年4月9日、幸区役所で協働事業の契約内容を確認。今回の企画に協力してくれる各方面の方たちに、プロジェクトが正式にスタートすることを報告しました。 2日後の4月11日、まず始めに伝えたのは、編集者のIちゃん。ちょうど仕事でいっしょになる機会があ…

【Part2】夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.11       ~「できることから、ひとつずつ」~

2018年3月17日。はたらくらすのHちゃんとMちゃんが、我が家に集まりました。絵本企画一本でプロジェクトを進めることになったので、今後の方向性を決めることになったのです。 そもそも、フリーライターの私がNPO法人とともに活動を始めたのは、ひょんなこと…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.10        ~「採択決定」絵本企画が消滅!?~

プレゼンの数日後。 2018年3月中旬、はたらくらすのNちゃんから電話がかかってきました。いつもはずむような声なのに、この日は少しトーンが低め。「区役所から連絡があって、一応企画は通ったんですけど……。 〈絵本か新聞、どちらか1つ〉という条件つきの…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.9        ~「イベント3本柱」が固まる~

2018年3月12日、いよいよ夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトをお披露目する日。半年間かけて練ったアイデアを資料にまとめ、審査員の前でプレゼンしました。 いっしょに発表するのは、プロジェクトのディレクターを務めるNPO法人「はたらくらす」のNちゃん。…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.8          ~「新キャラクター」初夢で登場~

2018年1月15日(月)。 朝保育園に娘を送ると、ロッカーのすみに小さな紙袋がありました。「お、きたきた……」。今日はKちゃんから、あるものが届くことになっていました。いそいそと鞄に入れて、大事に持ち帰ります。 初夢に、絵本の表紙が出てきたの――。保…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.7      ~「幸区の歴史」をモチーフにした物語~

2018年1月上旬、上京してから15年来の友人と、子連れ新年会を開催。この日、朗読コンサートのメンバーに続き、新たな助っ人が仲間入りしました。 今回のプロジェクトのスタッフは、本を制作した経験がないママアーティストたちです。私は、フリーライターと…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.6     ~読み聞かせ+音楽「朗読コンサート」~

2017年12月。2回目の区役所会議を終え、企画案の修整を重ねていました。ちょうどそのころ、「絵本を使ったイベント」に、心強い助っ人が現れました。私が北九州のテレビ局で勤務していたときの先輩、Mさんです。 年末、当時いっしょに働いていたメンバー8名…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.5     ~絵本でつながる「区民の輪」~

幸区役所との打ち合わせのあと、具体的な作業やスケジュールなど、何度も事業内容を練り直し、2017年11月18日、絵本企画第一案が完成。企画書には、私が密かにあたためてきたテーマを盛り込みました。今回の事業は、「絵本づくり」をメインに提案しましたが…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.4     ~「ママアーティスト」を起用する~

絵本企画を提案してくれたイラストレーターのKちゃん、じつは、絵描きとはまったく異なる本職があります。ここでは詳しく触れませんが、“スポーツジムに行く必要がないほど、滝のような汗をかく力仕事”だそうです。 Kちゃんと知り合ったのは今から3年前。娘…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.3    ~物語の舞台は「夢見ヶ崎動物公園」に決定~

絵本の舞台はどこにするか――。 幸区全体では広すぎます。注目を集めそうなピンポイント1か所に絞りたい。 「幸区の魅力を発信する」ために、ふさわしい場所は……? といっても、ショッピングモール「ラゾーナ川崎」くらいしか思いつきません。うーん、絵本の…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.2     ~土地にまつわる「物語」を伝えたい~

なぜ、武蔵小杉の公園の話にピンときたのか? それは、「物語」というキーワードに、これだ!という直観を感じたから。 「保育園児がお散歩している脇で、バシャバシャ必死に写真撮ってたからさ、あやしいおばさんって目で見られちゃった、わはは」と豪快に…

【Part1】夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.1    ~「絵本企画」誕生の裏話~

川崎市幸区の夢見ヶ崎動物公園を舞台にした絵本を制作するプロジェクト。いよいよ2018年4月からスタートしました。この企画の話が私のもとに舞い込んできたのは、その約半年前。「地域に住む子育て世代に向けて、街の魅力をアピールする紙媒体を提案し…