ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

【1】絵本でひろがる〈市民〉の輪①『ブサの歴史旅えほんvol.1』@夢見ヶ崎動物公園

アイデアの種「A3絵本」

9月の原画展で、『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』を 小さな絵本にして、訪れた方に配りました。 A3の用紙一枚で、全ページが見られます。 絵本のようにページを開きながら見るため、 折り方を工夫したところがミソです。 この方法を思いついたのは、 …

文章を書く、という原点に戻る②~「Own Media=インフラ」を育てる~

原画展をきっかけに、文章を書くという、自分の原点に戻ることをきめた。文章を書く舞台はブログ。 小さい小さい自分の拠点となる場所。ブログをOwn Media(自分のメディア)として育てる。 人気ブロガーのちきりんさんは、著書の中でこう述べている。「Own …

文章を書く、という原点に戻る①~「夢をかなえるパネル」をつくる~

2019年10月1日 原画展に掲載する歴史パネルの原稿が間に合わず、ドタバタで用意した『ふしぎにゃトンネル誕生秘話』。このブログの文章を抜粋したものだ。パネル10枚分の長い文だけど、思いのほか読んでもらえた。 訪れた方が、パネルの前に、長いことじ…

「ご縁」を大切にする

2019.10.2 「区を盛り上げる活動をしている人は、みんな市にいっちゃうんだよね……」原画展に訪れた区の関係者が、こうつぶやいた。「浮気しないで、区のことを、今後も引き続きよろしくお願いしますね」 なるほど、多くの人は、よりスケールの大きい舞台を求…

脚本をつくる~〈わ〉をキーワードにしたミュージカル~

2019年10月2日(木) 2月1日に予定されている絵本をもとにしたミュージカル。音楽と歌とお芝居を組み合わせたステージをつくる。最初は、劇団に絵本を送って、絵本のストーリーをそのまま劇にしてもらおうと考えていた。 プロデューサーIさんに、ミュージ…

絵本プロジェクトのテーマ「夢をかなえるみんなの〈わ〉」

地域をつなぐプロデューサーIさんが、ぽつりとつぶやいた。 「たくさん団体があって、それぞれが一生懸命、地域を盛り上げる活動をしている。全体を見ると、あっちでも、こっちでも、同じような活動をしているんだよね。 だったら、いっしょに手を組んでやれ…

歴史トリビアのパネルをつくる

「大昔、ここは海だった」歴史トリビアのパネルをつくる 歴史の背景を説明するCHAPTER1を膨らませる。郷土史家に聞いた話の中で、おもしろいところをピックアップ。 「大昔、ここは海だった」「白山古墳はオトタチバナヒメの墓だった」「越路は恋路だった」…

夢見が崎で夢見る絵本展 ~あなたの心に埋もれている夢、ありませんか?~

昨日夜、ゆめみらい交流会に出席し、今年度に開催する予定の絵本『ゆめみがさきのふしぎにゃとんねる』の原画展について、紹介させていただきました。 私の持ち時間2分(!)ということで、皆さんにはざっくりと説明するだけで終わりましたが、じつはこの原…

絵本でひろがる市民のわ!

絵本を制作するメリットは、まず第一に、子供から大人まで「幅広い世代」の方に、物語と絵の世界を楽しみながら、街の魅力を知ってもらえることです。 もうひとつは、「市民参加型」のイベントに結びつけやすいこと。住民が自ら発信することで、地域の輪が広…

まだまだ続きがあった、夢見ヶ崎絵本プロジェクト

もう1年近く前のこと。 絵本のことを取り上げた記事をたまたま目にして驚いた。 事実とまったく異なることが書いてあったからだ。 葛藤がなかったといえばうそになる。作品は、「コロンブスの卵」みたいなもので、できあがってしまえば当たり前のようだけど…

「ピッケのつくるえほん」企画がスタートしたきっかけ

2019年2月のある日。中学一年生の子2号にくじらの母子の絵本『Crystal Blue』を「スクラッチジュニア」でデジタル絵本にしてもらった。絵本の下絵を見せ、指示は、「この絵本をスクラッチでつくってみて」のみ。「できばえを見て、それに応じてギャラを支払…

ゆめみらい交流会へ初めて出席することにした ~今まで公の場に出なかったワケ~

区役所が、ゆめみらい交流会に出席しませんか?と声をかけてくださった。夢見ヶ崎を中心に地域を盛り上げようと、住民が交流する場だ。 出席するかどうか、一日考えた。じつはこれまで、公の場には顔を出さないようにしていた。 新聞や地域雑誌、ネットニュ…

絵本のプロモーション~6つのアイデア~

絵本でひろがる区民の輪 『ゆめみがさきのふしぎにゃとんねる』 プロモーションの6つのアイデア ~親子で物語の世界を楽しもう!プロジェクト~ ☆昨年の課題をふまえ、地域の資源を活用したプランです☆ まさ出版では、「地域を舞台にした絵本シリーズ」の続…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト プロとアマの違い

文や絵が上手な人はたくさんいる。 では、プロとアマの違いはなんだろう。 そう考えたとき。 先輩の言葉を思い出します。 「お金をいただく以上、アーティストではなく、職人として仕事をする」 こう書いたほうが美しい、という思いがあっても、 仕事は、自…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト 製本進行中(あいかわらず珍道中)

絵と文が出来上がれば、絵本はできたも同然と思っていたけれど、 最後の最後に一番大きなヤマが残っているとは。 この一年の中で、もっとも大変だったのは何かと聞かれたら 間違いなく、この1か月を挙げるでしょう。 絵と文を絵本の形にする。 デザインと製…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト~「社会課題」を解決する絵本~

NHKの朝のニュースで、 元祖「ひとり家電メーカー」のビーサイズ代表八木啓太さんが 話をされていました。 その中で印象に残ったのが 「社会課題を解決する家電をつくっていきたい」 という言葉。 社会の困りごとを解決する家電を開発するということ。 まさ…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト ~人と人をつなげる絵本の力~

2019年1月6日(日) 陽が射さない寒い一日。 午後、家でぬくぬくしていたら、MIHOKOさんから電話があった。 「今、夢見ヶ崎動物公園にいるの」 なんと、年始早々、ひとりではるばる視察にきているという。 「虹色の古墳は、これは白山古墳をさしている…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト ~絵が完成しました~

2018年12月19日(水) ついに今日、すべての絵が完成しました。 KAZUから、あさ、時間あるかなとメールが来て、 セブンイレブンのカフェコーナーで、見せてもらいました。 万がいつ、絵に珈琲がかかったりしないよう、 カップを遠くに置いて、一枚、一枚、…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトColumn   「100冊35000円」の絵本出版

「ところで、予算はいかほどでしょうか……?」 絵本をつくることを提案したとき、役所の方がちょっと心配そうに尋ねました。 絵本を制作するには、高額の費用が必要というイメージがあるからです。 ちなみに、絵本の製本費用をネットなどで調べると、少部数の…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.28 絵本制作で見つけたおもしろいこと

前号に続き、「~つながる ひろがる~ゆめみらい交流会」(2018年平成30年12月4日)のハナシ。区役所から伝えられたお題は、「絵本制作の過程で、見つけたおもしろいこと」。 この1年で、もういろいろなことを経験して、おもしろいことをいっぱい聞きました…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.26「~つながる ひろがる~ゆめみらい交流会」開催 

「なぜ絵本企画を提案したか」 夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトがスタートしてから、2か月後の2018年6月。「~つながる ひろがる~ゆめみらい交流会」が立ち上がりました。動物園を核として、地域コミュニティを活性化させる交流会。川崎市幸区役所が、地…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.25              ~最大の危機、来る~

2018年9月3日(月) イラストレーターKちゃんが、メールで1枚の絵を送ってくれました。主人公の猫「ブサ」が登場するシーン。色とりどりの花の中央にちょこんと座るブサ。トビラのページにふさわしい、インパクトのある出来栄えでした。 最初の1枚を描くまで…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.24           オリジナルのマイストーリーを公募します

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.22「絵本を未完成のまま公開する」プラン。スタッフの了承を得て、ホームページに掲載することになりました。 https://www.facebook.com/events/685227488528513/?ti=cl **********************…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.23      ~公園への案内役「ブサステッカー」~

8月19日(日)の会議で、もうひとつ、新たなアイデアが生まれました。それが、絵本のキャラクターをデザインに採用した「ブサステッカー」。駅から動物園までの道順を示す案内役です。 先日、8月1日(水)の区役所会議で聞いたのが、「最寄りの新川崎駅から…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.22             ~未完成のまま絵本公開~

2018年8月19日(日) 絵本のストーリー会議。 イラストKちゃん、ディレクターNちゃん、マップ担当Tちゃんが、我が家に集合しました。会議の目的は、ストーリーの修整と、それから……、誰にも言っていませんでしたが、じつはこの日、ある重大なプランを提案し…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.21           ~「テーマ曲」が決まる~

イラストレーターKちゃんは、「原稿のボツ」を伝えるとき、「ボツ」とは言いません。ただ何も言わず、「これを見ておいて」と、宿題を出します。 過去に出た宿題は、「スキマの国のポルタ」「猫の恩返し」「うさぎのさとうくん」etc.……。テレビ番組や映画、…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトColumn         ~絵本が新聞に掲載されます~

2018年7月、夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトの件で、初めて取材を受けました。絵本のことを多くの方に知ってもらう機会をいただき、本当にありがたいことです。 東京新聞のKさんから電話をいただきました。思ったよりあっさり取材は終わりましたが、それで…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.20~「ふしぎにゃトンネル」縄文時代にタイムスリップ!~

幾度となく「ボツ!」を重ね、2018年7月4日、やっとこさ、絵本のストーリー第一稿が完成しました。 夢見ヶ崎動物公園には、カイヅカイブキという名前の木のトンネルがあります。トトロに出てくるような、おもしろい形のトンネルで、初めて公園を訪れたときか…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトColumn      ~『まざーまっぷ』のコンセプト~

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト 『まざーまっぷ幸区版』のコンセプトです。 vol.19会議(2018年6月30日)の内容をもとにまとめました。 【Point①】「いつもそばにある」マップ Jちゃんが、イギリスで使っていたマップをベースに原案を考えます。いつもそ…

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトvol.19       ~いつもそばにある『まざーまっぷ』~

2018年6月30日。武蔵小杉駅前のガストで、絵本プロジェクトの会議がありました。集まったのは、はたらくらすのNちゃんと、新しくメンバーに加わることになったJちゃんです。 この日のテーマは、夢見ヶ崎動物公園マップについて。編集者Iちゃんが、「物語に…