MIHOKOさんのちいさな「好きなもの手帖」
12月20日(木)
絵本の朗読を担当してくださるMIHOKOさんが、打ち合わせで我が家へいらしてくださいました。
「これ見せたっけ」と言って、なにげなく見せてくれた、小さな手のひらサイズの手帳。え、なんですか、なんですか。これはね、「好きなもの手帖」なの。なんでも、いいと思ったものを書き留めてるのよね。へえ、たとえば? たとえばね、〇〇、〇〇、〇〇、〇〇……好きな食べ物屋さん、好きな音楽から、ふと見た素敵な風景、好きだと思った香り、子どもが言ったおもしろい言葉、なんでも、心にちょっとひびいた好きなものを書き留めているんだそうです。
べつに、なんの目的があって書いているわけでもないんだけどね。なんとなく。こんな小さな手帖だから、かばんに入れてどこにでも持って行けるしね。
小さな水色の手帳は、どこにでもあるコクヨ大学ノート。そのノートが、まるで、MIHOKOさんの宝物箱のように見えました。
ああ、それっていいな。
でっかい幸せってそうそう訪れるものではないけれど、日々のなかに小さな幸せってたくさんある。それを敏感に感じ取って、ハッピーな気持ちをじっくり味わっている。けっきょく幸せって、そういうことなんだ。
感情は、すっと通り過ぎてしまうものだけれど、こうやってノートに書き留めて置けば、そのときも、それからも、何度だって味わえる。
私も、やってみよう。
私の場合、ノートに書いたものをすぐ捨ててしまうから(←ミニマリスト)、ブログに書くことにしよう。
日々の小さなハッピーを大切に、大切に味わいたい。
今このままで、この瞬間、幸せ。
そうそう、MIHOKOさんがポツンと言っていたこと。
最近、身近な大切な人が亡くなって、
それで思ったの。
いま、この人生を思い切り楽しもうって。味わいつくそうって。