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今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

原画展2日目/夢をかなえるワークショップ「スマホで簡単!絵本作家になろう」

2019年9月22日(日)
原画展2日目

夢をかなえるワークショップ
スマホで簡単!絵本作家になろう」

「絵本作家になろう」というコンセプトのワークショップを開いた。今回の原画展のテーマは「夢をかなえる」。ふしぎにゃトンネルの原画を見ていただくだけではなく、訪れた方も夢をかなえてもらおう、というコーナーを企画した。

 講師は、デジタル絵本作家のNさん。最初は、紙や色鉛筆を用意して、描いてもらうつもりだったが、時間がかかるため一回のワークショップでは終わらない。材料の準備にも費用がかかる。そこで、デジタルで絵本をつくることを考えた。
 打ち合わせのとき、Nさんに「誰でも気軽にできるように、特別な機材やソフトを使わなくてもできる方法はないか」と相談したところ、スマホで作品をつくることを提案してくれた。

「えー!スマホで絵本が作れちゃうんですか!?」
「作れますよ。じつはぼく、パソコンも持っているけど、ふだんはスマホでつくることが多いんです」

 仕事の合間や通勤時間に、思いついたことをさっとカタチにするのに便利なのだそう。ワークショップは、スマホの小さい画面をプロジェクターで壁に映して行われた。

 指でも描けるけれど、スマホ用のペンを使うと細かい線を描きやすいという。Nさんは、スマホ付属のペンを使っているが、一番安いものでは数百円から購入できるのだそう。ペン先の細さによって価格には相当幅がある。
 
 イラストの描き方、色の塗り方、写真の加工の仕方、さらに、その描いたイラストを動かして、音を入れることまでできる。ここまで、すべてスマホについている機能や無料のアプリでできるというのだから驚く。Nさんは、ミュージシャンでもあるので自作のCDジャケットもスマホでつくっちゃう。うーん、スマホ恐るべし。

 

「作る+発信」がポイント

 今日のワークショップでは、スマホに作ったイラストを保存するところまでだったけれど、作品を発信するところまで入れると◎。作品をつくる過程ばかり重視しがちだけど、じつは発信するところが一番大切。発信して誰かに見てもらうことで、はじめて作品にこめたメッセージが伝わる。フェイスブックやインスタグラム、YouTubeなどで発信するところまで、ワークショップでできたらいいな。

 


集客アップのアイデア
「イベント+原画展」

 昨日は、同じ敷地内で、JR主催の屋外シネマイベントがあったため、人通りが多いかったが、この日はうってかわって、来客数が減った。今回の課題はそこだ。
 次回は、イベントとくっつけて原画展を開こう。たとえば、2月1日に、保育園でふしぎにゃトンネルのミュージカルを開催する。同じ月に、区が主催する子育てフェアがある。翌3月には、日吉郷土史会のIさんが開く歴史講座で、絵本をテーマにした講演会がある。私は作者として出演させていただく。その会場で、同時に原画展を開催するのはどうか。今回、展示物やパネル、装飾の造花といった原画展セットをつくっているので、あとは運ぶだけでいい。せっかく膨大な手間暇をかけてつくったのだから、一回だけではもったいない。

 イベントを目当てに来てくださったお客さんに、原画展にもふらっとついでに寄っていただく。先日、視察に行った『スイミー』の原画展みたいに、ネームバリューが高いならいざ知らず、ふしぎにゃトンネルは、まだ知名度が高くないのだから、その作戦でいこう。それにしても、今回たまたま偶然、JRのイベントと重なったのはラッキーだった。