「リサイクル」より「リデュース」
2019.5.12(日)
「リサイクル」より「リデュース」
夜のテレビ番組で、アメリカのプラゴミリサイクル工場が出ていた。
昨年1月に中国のプラゴミ輸入がストップしてから、
アメリカ国内にプラゴミがあふれている、という内容だった。
映し出された映像には、膨大なプラゴミの山が続いていた。
リサイクル工場のスタッフの言葉。
「プラゴミのリサイクルには限界がある。
プラゴミを出さないことが重要だ」
これは、食品ロスの問題でも同じことを
専門家が話していた。
余った食料の有効利用を考えるよりも、
まず、食料を余らせないことが大切。
「リサイクルより、リデュース」
このことをよく考えていきたい。
とはいえ、ほとんどの容器がプラスチック製である。
普通に生活をしているだけで
山のようにプラゴミが出てしまう。
毎日の買い物で、マイバッグを持参しても、
プラゴミの量を根本的に減らすことは難しい。
不便でもいいから、
プラスチック容器を使わない包装で
買い物ができないだろうか。
いま、量り売りのお店も
少ないながら増えている。
すぐに大きく変えることはできなくても、
この課題を心にとめて、考え続けていきたい。
海に大量に浮かぶプラゴミの映像が流れた。
このプラゴミはいずれ、紫外線によってボロボロになって
マイクロプラスチックとなって、魚介類に蓄積されるだろう。
以前は、私ひとりが何かしようと思っても
何も変わらないからと、目をつぶっていた。
でも、微力ながら、何かはできるはず。
たくさんの人の思いが、つながれば、大きなうねりになる。
映像を眺めながら、その思いを新たにした。