【自分史絵本ワークショップ】主催者は、まず自分が楽しむ
北九州の実家に、一週間帰省しました。
ふと思い立って
高校時代の友人に、会いました。
懐かしさがこみあげて、
JR小倉駅のど真ん中で、抱き合って
30年ぶりの再会を喜び合いました。
かずみちゃんは、ステンドグラス作家です。ステンドグラスの作品を販売したり、個展を開いたり、教室を開いて教えてたりしているそうです。
心に残ったのはこんな言葉。
「以前は、教室の生徒さんを楽しませようとして一生懸命がんばっとったんよ。でも、今はぜーんぜん、がんばらん。教室で、のんびりお茶のんどる。聞かれたら答えるけどね、今日のテーマは何にしようかなとか、教室に行ってから考える感じよ」
「メイクもせんで、頭ボッカンやし、服なんて、いつも制服みたいに同じノースリーブのワンピース。夏は一枚で着て、冬は下にタートルネックのセーター着て。それなのに、先生おしゃれって言われるけん、いっつも同じなのに、なんでやろう」
「最近は、先生になりたいっち相談されることも多いけど、やめたほうがいいよっち答えとる。そんで先生になりたい人たちは、さーっとおらんくなったけどね」
それでも、かずみちゃんの教室は大人気と、人づてに聞いていました。長年通う生徒さんも多いそうです。作品はもちろん、かずみちゃんのゆったりとした大らかな雰囲気が魅力のひとつになっているのだなと感じました。
始めて本づくりのセミナーを開いたとき。
参加している人が楽しんでいるか、
進行がスムーズにいっているか、気を使い過ぎて、
もう、セミナーは二度と開きたくないと思うくらい、
ぐったり疲れ切ってしまいました。
つまり。自分自身が、まったく楽しめていないんです。
かずみちゃんの話を聞いて、そのことに気づき、はっとしました。
作る人が楽しんでいないと、参加する人も楽しめませんよね。
私はその場にいてお茶でものんで。
会話を楽しんで。
そんな感じでいいんだな。
まずは、自分自身が楽しむことを大切に。
その楽しい気持ちを、参加する人たちとシェアする
という感じがいいですね。