ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

アイデアの種「日本古来の文化×絵本」

西野さんのブログをたまに見ている。今日もおもしろい。

フランスのエッフェル塔で個展を成功させた西野さんは、ブログの中でこう語る。

【日本の「歴史」「文化」「風俗」の延長にあるもの…もっと言うと、“日本がこれまで投下した時間を味方につけたもの”が、僕らが作るエンターテイメントの答え】

世界との戦い方 by キンコン西野 | 西野亮廣ブログ Powered by Ameba

 

 今、まさ出版では、「和製本+和紙」のハンドメイド絵本に挑戦している。

日本のお家芸でやってみようと。

何より、和製本+和紙の手法が、

シンプルで、あたたかみがあって、心惹かれるからというのが

一番の理由なのだけど。

あ、あともうひとつ大きな理由があった。

パソコンが苦手で手作業のほうが得意だから。

 

次の絵本プロジェクトでも、

日本の「歴史」「文化」「風俗」をしっかり意識したい。

2020オリパラがあるから、外国の方が日本のどの時代に興味を持つのかということを考える。

そこで、「侍」「寺」「風呂敷」

この3点をキーワードにする。

 

●侍サムライ➡日本といえば、サムライ、ニンジャが今でもいると思っている外国人がいると聞いたことがある。武蔵小杉の周辺は侍文化が色濃く残っている。徳川家康が鷹狩りに訪れていたこと。大名行列があったこと。そんな歴史をクローズアップしたい

 

●寺➡西野さんはブログの中で、寺が圧倒的な異国感をかもしだしていた、という内容を書いていた。やはり、寺は外国の方にとってわかりやすい、日本的な空間なのだろう。寺も物語にからめる(キャラクターの猫が住んでいる寺という設定)。そういえば、この前お話した住職さんが、日本人と寺がどんどん切り離されて、風景の一部とかしていると、ちょっとさみしそうに話していた。日本人にとっても、身近な寺を見直すきっかけにしたい。

 

●風呂敷➡代官山のLUSHという石鹸屋さんに行ったときのこと。店長さんとお話して、こんなおもしろい話を聞いた。LUSHはイギリスで誕生したブランドなのだけど、イギリス人の専属デザイナーが、日本の風呂敷文化に感動し、プラスチックをリサイクルした布で風呂敷をつくり商品化した。それがすごく素敵で、3枚購入して帰った。

風呂敷は、日本古来のエコバッグである。そういえば、布一枚というこれ以上ないほどシンプルなデザインだ。

最初は大名が使い始めたものらしいけど、江戸時代には庶民にも広がり、徳川家の形見分帳にも記載されていた。江戸時代には、銭湯で着替えを持ち運ぶのに使われたそうだから、そのシーンを絵本に盛り込む。