【6日目】子どもに安心のシロップづくり
2019年7月25日(木)
メニューをクリームソーダにすると決めて、2号と話し合いを始めた。
初っぱなから、いきなり2号のダメ出し。
「青とか赤とか、これって体に悪いんじゃない?」
日ごろから、私が鮮やかな色がついた食べ物や飲み物は、
体に悪いからダメと言っているからだ。
そんなにストイックに制限しているわけではなくて、
お友達といっしょに食べるおやつ、夏祭りのかき氷など、
みんなが食べているときは、その場を楽しめばいい。
ただ日常的に継続してとるのは、避けるようにしている。
クリームソーダのレシピを検索してみると、
かき氷用のシロップが使われている。
スーパーに行ってシロップの原材料を見てみると……
予想どおり、あるある。
赤色○号とか青色○号といった合成着色料が含まれている。
どおりで夏祭りの屋台でかき氷を食べると、
舌がびっくりするくらい染まっているわけだ。
どうせ自分たちでつくるなら、安全な材料でつくりたい。
天然のもので、こんな鮮やかな色を出せるものなんてあるのか。
調べてみると、植物由来の材料の
かき氷シロップが多く市販されている。
いちごやグレープ、あんず、抹茶、マンゴー、ブルーベリーetc.
これでもいいけれど、
夏と言えば海だよなあ。
青い海をイメージしたクリームソーダをつくりたい。
ただ、無添加の「ブルーハワイ」なんて見たことがない。
さらに調べてみると、ひとつ見つけた。
ハニー製氷みつ ハワイアン味 1リットル572円(税込み、送料別)
果汁入り、無添加天然直食料使用、合成甘味料、防腐剤不使用
クチナシ色素で青色を出している。アカネ科クチナシの実から得られる色素。PH調整剤と酸化防止剤は入っている。
口コミの情報を見てみると、
合成着色料よりは、ちょっとくすんだ色になるらしい。
灰色っぽい青という評価もある。
やっぱり鮮やかな青は、天然の素材では難しいのかな……
と思いつつ、調べていくと
もうひとつ、おもしろい情報があった。
【植物生まれのスピルリナ青色素】
スピルリナは藻の一種で、モデルのミランダ・カーや歌手のマドンナが美容のために取り入れていることもあって、最近はスーパーフードとして話題になっているそうだ。
クチナシ青色色素と比較すると、スピルリナ青色素のほうが華やかで明るい色が出せる。
アイスクリーム、グミ、粉末ジュース、お菓子、ゼリー、キャンディなどに使用されている。
なんと、あのガリガリ君ソーダ味にもスピルリナの青色素が使われているそうだ。
え、本当?
あった、確かに原材料名に「スピルリナ」の文字が。
クチナシの色素も使われていた。
ただし、以前、取材先で出会った食の安全の専門家が、こう話していた。「天然だから、植物生まれだからといって、安全とは言い切れない」と。
加工の過程で有害なものを加えていないか。アレルゲンとなる物質はないか。農薬は混入していないか。天然だから、
植物由来だから安心とは限らないことには注意が必要だ。
いきなり素人が、目新しい食材を使うのは、3週間の準備期間では難しいだろう。まずは、きちんと安全が確認された市販品を使うのがいい。使用する食材については、ひきつづき注意深く調べる必要がある。
【「天然水」を使う】
昨日、2号が前から気になっていたドリンクがあると言って買ってきたのが、「天然水のミツヤサイダー」。
「天然水」というところが、気になったらしい。
何か味違う?と聞いたら、うーん、おいしかった。
気分の問題かもしれないけれど、
天然水というと、ちょっとおいしい気がするのだろう。
クリームソーダにも天然水を使用する。
付加価値にもなる。