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今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

等々力公園のパラアートを絵本の帯にする

 

2019.6.16(日)
等々力公園の陸上競技場は、
オリンピックパラリンピックに向けて工事中。
工事中の壁に、昨年、素敵なアートが登場した。

「かわさきパラムーブメント」の一環として
地元の子どもたちや障がい者の人たち、
プロアーティストが協力して描いた。
海と森を舞台にして、カラフルな色が画面いっぱいに広がる。
描かれている魚や昆虫は、性別、障がいのあるなしなど、
さまざまな個性を表現しているという。

ひとりひとりの個性がパワーを発揮し、
すべての活動がスポットライトを浴びている。
そんな世界をイメージしたそうだ。

意味は知らなかったけど、
ただ何か心にうったえかけるものがあり、
アートの前で立ち止まった。

数日前のこと。
あずちゃんも、絵の前で立ち止まって
「この絵いいね」と眺めていたので、意味を説明した。

あずちゃんは、
「ふーん、そうなんだね」と言いながら
絵に近づいて、しばらくじっと見ていた。

そして、もう決まっていることのようにつぶやいた。
「この絵を絵本の帯にするんだよ」
「それで、川崎市は、2020オリンピックパラリンピック
応援しています、ってコメントを入れるの」

うん、海と森を描いているから、絵本のテーマにぴったりだね。
それに、こんなにいい絵だから、
もっといろんな人に見てもらいたい。
みんなで絵を描くイベントを行いました、
だけで終わるのはもったいない。

アートには、確かに言葉を超えたパワーがある。
いろいろ理屈を並べるより、
この絵を見ただけで伝わる。

いろんな立場の人が垣根をこえて、
それぞれの人の活動がスポットライトを浴びる。
この絵が、そのきっかけになるといいな。

辛口コメンテーターのあずちゃんが
いいって言ったんだから、
きっとこの絵にはパワーがある。

しっかり心にとめておこう。
微力ながら、お手つだいできたら
こんなうれしいことはない。