まだまだ続きがあった、夢見ヶ崎絵本プロジェクト
もう1年近く前のこと。
絵本のことを取り上げた記事をたまたま目にして驚いた。
事実とまったく異なることが書いてあったからだ。
葛藤がなかったといえばうそになる。
作品は、「コロンブスの卵」みたいなもので、
できあがってしまえば当たり前のようだけど、
その形に至るまでに、長い長い道のりがある。
その記事を読んで、
思わず涙が出てしまった。
でも、そんなことで心を乱すのはもったいなかった。
エネルギーと時間の総量は限られている。
自分の持てる力のすべてを絵本づくりに注ぎ込みたかった。
ライター仕事の締め切りも容赦なくせまってくる。
ここはもう、すべてを流れにまかせて、
一切の情報をシャットアウトして、
あずと私は作品づくりに集中することにした。
夢見ヶ崎の絵本のことは、もう忘れて
新しい本をつくろうと
すっかり気持ちは次へ切り替わっていた。
ハイ次いこう、次!!(←私の口グセ)
そんなこんなで、
私の中では、終わったことになっていたのだけど、
先週のはじめ、
これまた突然のきっかけで
今年度も、引き続きかかわることになった。
本当にわからないものだ。
でも、こんな思いがけないきっかけがあるなんて、
もうご縁としか言いようがない。
思いがけない展開だったけれど、
いつものように流れにまかせる。
チャンスをくださった関係者の方々に、とても感謝している。
かかわるからには、少しでも役に立てたらと思う。