ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

ご近所リゾート~森オフィスを始めたきっかけ~

 

私が等々力の森を知ったのは、子供が幼稚園に入園した12年ほど前。
でも、そのころは、行くとしてもたまに。
毎日のように通い始めたのは、5年前からです。
きっかけは、結婚10周年を記念して行ったハワイ旅行。
 
旅行中、もっとも心踊ったのは、観光名所ではなく、
グルメでも、ショッピングでもなく、
早朝のランニングでした。

海沿いのランニングコースを走ると、
水平線のかなたから、日が昇ります。
ニューヨークのような華やかなミュージカルではなく、
ここでは、自然のサンライズが最高のショータイム。
地元の人も観光客も、大勢集まって、日が昇る様子を眺めています。
日が昇りはじめ、海一面がキラキラ輝くと、自然に拍手がわきおこります。
朝日を浴びながら砂浜ではヨガをする人たち……。
そこにいる人は皆、自然の豊かさを全身で味わっていました。

ランニングがすむと、海が見渡せるスターバックスカフェで
お茶を飲みながら、書き物をする。その時間が何よりワクワクしました。

旅から帰ったあと、ふと思いつきました。
あの素晴らしいショータイムを、ご近所でも味わえないかしら。

日の出の時間に合わせて、等々力緑地に行ってみると、
本当に、あのリゾートが蘇りました。
ハワイの海辺で、朝日に向かってヨガをしていた人たちを思い出し、
「黄金の泉」でヨガを始めました。
スタバはないけれど、木のベンチとテーブルがあるので、
そこで、書き物や仕事をするようになりました。

末っ子を妊娠してからは、ランニングではなく、
ウォーキングになりました。
5年のあいだ、仕事が忙しかったり、気持ちに余裕がなかったりして
森へ行くのを中断することがありましたが、
そうすると、なんとなく心身の調子がダウンしてきます。

私には、自然のパワーが必要。
今では、そのことをはっきり実感しています。
知らず知らずのうちにたまった澱を洗い流し、
森のマイナスイオンを体いっぱいにチャージして、
また日常に戻っていく。
森は、私の生活のリズムのひとつ。

自然の恵みに感謝。