ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

幸せな人とは、とても単純に「あー幸せだなー」と思う時間が長い人です KANAKO(カウンセラー)

 

 

幸せって、あれしなきゃ、これしなきゃ、という複雑なものじゃなくて、

単純に、心が幸せで満たされていればいい。

シンプルに、そういうこと。

この言葉は、いつもお守りのように、心にとどめています。

 

KANAKOさんは、こうも言っています。

 

「人それぞれに幸せと思う状態は違うと思います。

どういう状況に自分がいれば幸せなのか、考えて作り上げるしかありません」

 

ーーどういう状況に自分がいれば幸せなのかーー

いつも意識して考えるようにしています。

 

なぜかというと、

幸せな状況というのは、人それぞれ違うのはもちろん、

同じ人でも、

以前、幸せと感じていたことが、いまの自分にとっては違うかもしれない。

 

以前は、一日中、パソコンの前に座って原稿を書くことが、

何よりの幸せでした。

一日の時間があっという間にすぎて、

自分の得意を生かして働けることに、喜びを感じていました。

締め切りのプレッシャーさえも楽しんでいました。

 

でも、今の私は、そうは感じていません。

 

一日中部屋の中にいることに、違和感を感じる。

一日中座っていることに、違和感を感じる。

インターネットで無限の情報とつながることに、違和感を感じる。

 

今の私は、

自然の中にいたい。

手と足と、体を動かしたい。

インターネットにつながる時間は必要最低限にしたい。

 

自分にはライターの仕事しかない、

原稿を書いているのが一番幸せなんだという

思い込みが強すぎて、

何年も違和感を抱えたまま、しがみついていました。

 

でもやっと、はっきりと気が付いたのです。

前の私と今の私は違うのだと。

 

今の私が「あー幸せだなー」と思う瞬間は、

 

自然の中にいるとき

手足を動かしているとき

体験から何かに気づいたとき

 

家族といっしょにいるとき

心のこもったご飯をたべているとき

かたづいた部屋にいるとき

 

書きたい原稿の内容も変わりました。

本やネットの情報を調べて文にまとめるのではなく、

自分で体を動かして、その体験をベースにした文章を書きたい。

文章がメインじゃなく、あくまで体験がメイン。

体験から生まれる気づき、自然にこぼれだす思いを文章にする。

ひとつのテーマに、長いスパンでじっくり取り組みたい。

 

ーーどういう状況に自分がいれば幸せなのかーー

 

思い込みを取り払って、自分の感覚に素直に向き合ったとき、

今後の方向性がおのずと見えてきました。

 

今までのライター一本の生活から、

二足の草鞋に切り替えることにしました。

 

体を動かす仕事 × ライター

 

何年も動けなくて、前に進めないままもがいた時期、

私は何て時間を無駄にしてるんだろうと思ったこともありましたが、

これも、私にとっては貴重な「体験」のひとつ。

 

その体験があったからこそ、書ける文章があるかもしれません。

その体験があったからこそ、オリジナルのライフスタイルが生まれるかもしれません。

 

「蓮華が清らかな高原や陸地ではなく汚い泥の中に咲くように、

迷いを離れて悟りがあるわけではありません。

迷いの中に、悟りの種はあるのです」

『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』水野敬也著(飛鳥新社

 

今は自分に何ができるかわかりません。

でも少なくとも、方向性だけは見つかった気がしています。

今の私の感覚に合うライフスタイルを見つけて、

「あー幸せだなー」と思う時間を

たっぷり長く味わっていきたいと思っています。