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今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

「ガラス瓶ランプ」のアーティストを発見!

2019年5月23日(木)

 

今朝、保育園へ娘を送ったときのこと。
教室に入ったとたん、M先生の声が聞こえた。

 

「はい、みなさーん、今日はケン先生が保育園に来てくれます。
ケン先生は、瓶の中に……」

 

えぇっっ、なんですと!! ここで、耳がダンボになった。
娘のコップや歯ブラシを準備しつつ、先生ににじり寄る。

 

M先生説明によるとどうも、瓶の中に何か物を入れてつくるアーティストの方が
保育園に来て、ワークショップを開いてくれるみたいだ。

 

なんと、こんなひょんなところで、
探し求めていた人が見つかったようだ。

 

等々力緑地で、森バルのイベントを開いてはどうかというアイデアが出たとき、
ちょうど、あずさんと等々力の森オフィスで
プラごみの絵本について、話し合っている最中だった。

それで、森バルのテーマは「環境」がいいね。という話になった。

 

あずさんは、「プラごみのことに意識を向けてもらうために、
ペットボトルの容器を使ったランプをワークショップでつくって、
各家庭が、そのランプを持って森バルに参加する。
それがチケットの代わりになって、
バルの間は、照明にもなるね」と言っていた。

 

その後出会った本『月3万円ビジネス100の実例』藤村靖之著(晶文社)で、
「ガラス瓶ランプ」なるものが紹介されていた。
ガラス瓶の中に植物と油を入れて、ランプをつくったもの。
写真を見て、これだ!とひらめいた。

 

等々力緑地の草花を使って「ガラス瓶ランプ」を作ってはどうか。
写真は白黒だったけど、本当に美しいだろうと想像できた。
新宿のコンランショップではじめて見た「ハーバリウム」にも似ている。
ガラス瓶ランプのイメージは、
ハーバリウムのランプ版みたいな感じ。

 

プラスチックの容器は軽くて、持ち運びに便利で、安いけれど、
最近、瓶の良さをあらためて見直している。
我が家の洗剤やシャンプー、リンスの容器はガラス瓶に変えた。
瓶は美しくて、置いておくだけでオブジェになる。

 

プラスチックは、たとえ使い捨てではなくても、
劣化しやすく、ゴミとなって、買い換える必要がある。
その点、瓶は割れなければずっともつ。
ヨーロッパでは、お気に入りの瓶を代々受けつぐ習慣もあると
前述の本には書いてあった。

 

生活の中で、プラスチック容器ではなく
瓶を使う場面を多くすれば、
プラスチックごみを減らせるのではないか。

 

話がそれたが、そんなわけで、森バルで「ガラス瓶ランプ」を
照明にしたいと考えた。
ワークショップで作るときに、
プラごみのことを話すこともできる。
クジラ親子の絵本の朗読会を同時に行ってもいいだろう。

 

ガラス瓶ランプは、
ふだんは、ハーバリウムのようにオブジェとして飾っておき、
バスタイムにくつろぐのに使ってもいい。
電気がいらないから、防災グッズとして役立つという利点もある。
地震のとき落ちて割れないような場所を工夫する必要はあるが)

 

そんなふうに、アイデアはどんどん膨らんだけれど、
肝心の作り方がわからない。
本にも作り方までは掲載されていない。

 

入り口の狭いガラス瓶に、植物を入れるには、どうすればいい?
どんなふうにすれば、ランプになる?
本の著者のところまで行かなくてはいけない??

 

そこで、企画が行き詰まっていたら、
なんと、今日の「瓶の中に……」である。

もう4年、この保育園に通っているので、毎年アーティストの方が来てくれているのは
知っていたが、工作をするのか絵を描くのか、
何をするワークショップなのかは知らなかった。

ワークショップは、年長さんだけで、

年中組の娘は、来年つくるために今年は見学をするらしい。
ちょうど私が教室に入るタイミングで、
話してくれるなんて、先生、グッドタイミング。感謝。

 

さらに、その後もびっくりが続いた。

今聞いた話に、ドキドキしながら保育園を出て、
自転車をこぎ始めようとしたら
目の前の民家のドアが開き、
ゴミ袋を持ったおじさんがふらっと出てきた。

青いボーダーTシャツのおしゃれな……
自転車でよけつつ
その家のポストがなんとなく目に入って、二度びっくり。

「ボトル IN アート工房 ケン」
という文字が。

えぇぇ!!この目の前にいらっしゃるおじさんが、
もしや「ケン先生」???
そう、そうに違いない。
おしゃれなアーティストが、都会からやってくるのかと思いきや、保育園のお隣。

ドキドキ、ドキドキ、ワクワク
ご縁がつながるとといいな。
等々力緑地の植物を使ったガラス瓶ランプに興味を持ってくださるといいな。

と思いながら

シャカシャカ自転車をこいで、森オフィスへ向かった。