等々力緑地を舞台にした「ブサの歴史旅えほん」第二弾がスタート
2019年2月9日
たまたまテレビを見ていたら、NHK「ブラタモリ」で、武蔵小杉が取り上げられていました。
今までまったく知らなかった地元の歴史が紹介されていました。
家族でよくお散歩する二ヶ領用水に、「小杉御殿」と書かれた交差点があります。
深く考えたことはなかったのですが、なんと、この場所には本当に「小杉御殿」という将軍家の宿舎があって、それがそのまま地名になったのだとか。
歴史をさかのぼること400年。
江戸時代初期の1608年に徳川秀忠によって小杉御殿がつくられました。
当時、多摩川沿岸の地域は、江戸への米の供給地として重要な役割を果たしていました。中原街道に新田開発の拠点として陣屋がつくられたほか、将軍家の宿舎として小杉御殿が建てられたのです。将軍は鷹狩りを楽しむときに、小杉御殿を利用していたそうです。
その後、1600年代後半に小杉御殿はなくなりましたが、この跡地を中心に街は栄えました。
1900年代には、田んぼが広がっていた武蔵小杉駅周辺のエリアに、大企業が工場を建て、工業地帯として発展しました。広大な敷地が確保でき、交通の便も良いためです。
2000年以降は、工場が移転し、その跡地にはタワーマンションが多く立てられ、現在のような街並みができました。
田んぼが広がっていたところが、全部工場になって、またタワーマンションになって、
街の景色は、昔とまったく違うんですね。
私もそうですが、ここは、他の地域から移住してきた親子世代がとても多いです。
昔の歴史を知ったら、とてもおもしろい。
ブラタモリを見たあと、しばらくたったころ、
武蔵小杉の図書館に掲示してあるポスターで、
2020オリンピックパラリンピックで、
等々力緑地に、英国代表がキャンプに訪れることを知りました。
そうだ、夢見ヶ崎でつくった
「ブサの歴史旅えほん」の第二弾を
ここ等々力緑地を舞台にしてつくってはどうだろう
夢見ヶ崎動物公園と同じように、緑豊かな森が広がっていて、物語の舞台にはぴったりです。
主人公のキャラクター・ブサはお寺に住んでいることになっていますが、
等々力緑地エリアにも、「髙願寺」があります。
このお寺の歴史も非常に興味深い。
ご住職の話では、徳川家の将軍を護衛する武士の休息所として使われていたそうで、
「さむらい寺」と呼ばれていたのだそう。
さてどんなストーリーが生まれるか。
今は想像がつきませんが、
きっと夢見ヶ崎のときと同じように
ブサが案内してくれるはず。
ワクワクしながら、冒険の旅に出かけようと思います。