環境をテーマにした「森バル」
まさ出版では、絵本完成の打ち上げも「森オフィス」で。
絶好のピクニック日和だった週末、
いつもの「ふるさとの森」で
あずちゃん家族と、絵本の完成を祝う会を開きました。
何かお祝いがなくても、
桜の季節、新緑がまぶしいころ、紅葉シーズンは、
家族や友人とお酒を飲みながらわいわい話します。
こちらは「森バル」と呼んでいます。
子どもたちは、目の前の遊具で遊び、
大人は、木のテーブルにお酒(昼間から!)と
サンドイッチ、おつまみを広げてのんびり。
この日の飲み物リストは、あずちゃんの差し入れの桃のお酒と、
私が持参したシードルとビール。
室内だと、子どもが退屈して、親は世話に追われますが、
ここでは、自然という飽きない遊び場があります。
だから、親同士はゆっくり心ゆくまで、お酒とおしゃべりを楽しめました。
キャンプ好きのお友達が言っていたこと。
「親がゆっくり飲めるからキャンプに行く」
その言葉が、なるほどこういうことかと、納得できました。
お酒を飲みながら、ゆるゆるしていたら、
またひとつ、あずちゃんがひらめきました。
「この場所で、みんなで集まって森パーティーみたいなことをやれるといいね」
目がキラキラして、何かおもしろいことを思いついたようです。
あずちゃんが、ばーっと話し始めたのは、こんな内容でした。
夏の夕暮れの森で、森パーティー。
キッチンカーで食べ物と飲み物出して、
地元の音楽家が生演奏して(森の音楽フェス)
親子が集まってゆっくりくつろぐの。
テーマは、「自然環境を大切にすること」。
各家族、ワークショップで作った手作りのランプを持ってきて、
それを照明にするの。
※ソーラークッカーを使うといい(byキャンプマスター)
ああ、そうそう。「まさちゃん、グランピングって知ってる?
今、すごくはやってるんだよ。そういう、ちょっとおしゃれなイメージ。
キャンプなんだけど、
テントの中にクッションとかきれいな敷物とか
あって、自然のなかで快適にくつろげるの。
ここの森バルはそのグランピングのイメージ。
おしゃれなママが来たくなるような、森でグランピング」
グランピングって、何? なにか新しい食べ物のジャンル??
と最初は???でしたが、
調べてみると、グランピングという言葉は、
かなり前から知られていたようです。
グランピングとは。
グラマラス/Glamorous(魅力的な)とキャンピング/Camping(キャンプ)を組み合わせた造語。自分でキャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりすることなく、自然環境の中でホテル並みの豪華で快適なサービスが受けられる、新しいキャンプスタイルのことーー。と辞書では説明されています。
つまりはこういうことだ。
自然の中に都会の快適空間を持ち込み、贅沢にキャンプを楽しむアウトドアのスタイル。新しいリゾートのカタチ。
グランピングは最近のブームではなく、イギリス、フランス、イタリアの貴族たちが好んでいたスタイルだそう。その歴史は19~20世紀初頭までさかのぼり、20世紀の後半には、銀幕のスターや作家、ファッションデザイナーが、地中海の孤島や、アルプスの山中でグランピングを楽しんだ。
なるほど。
ゴリゴリのインドア派だけど、自然に触れたい私には
ものすごくしっくりきました。
近所の人や海外の人といっしょに、
この森で、森バルできたらいいだろうなあ。
「 イメージ完璧に浮かんだわ。今度絵を描いてくる!!」
あずちゃんは、ノリノリです。
まあまあ、
まずは、私の家族とお友達から、ちっちゃく実行(笑)
「森でただピクニック、ただおしゃべりする、じゃなくて
こうなんていうか、おしゃれなイメージ。
テントがなくてもいいのよ。きれいな敷物一枚でもいい」とあずちゃん。
ふむふむ
とりあえず、美しい敷物一枚あれば、
一般的なビニール製のシートより、グランピングっぽい。
では、イデーやコンランショップに、美しい敷物を見に行こう。
キャンプマスターの友人に、道具について聞いてみよう。
さらに、おいしいオードブル、生演奏、踊り(ベビーサルサとか?)
どんなスタイルがより楽しめるか、回数を重ねていこう。
食べ物つくれるよーという人、
グランピングに興味あるよーという人、
イベントつくるの好きだよーという人、
キャンプ用品の協賛するよーという人、
プラゴミの普及活動をするよーという人、
音楽ならまかせてーという人、
「ガラス瓶ランプ」のワークショップをひらけるよという人、
広報できるよーという人、
そのほか、こんなことならお手伝いできるよーという人、、、
みんなが集まれば、何か楽しいことが起こりそうな予感……