現金の落とし物が増えたハナシ
という番組で、驚きのニュースが紹介されていました。
警視庁によると、現金の落とし物が、
平成元年は177億円で平成29年は186億円になったそうです。
銀行に預けても利子があまりつかないため、現金をタンスにしまいこんでいる高齢者が増えている。死亡したあと遺族がしまわれた現金に気づかないままタンスを処分しゴミ捨て場で現金が発見されるケースがよくあり、これが現金の落とし物が増えている理由の一つなのだそうです。
池上さんは、高齢者が高額の現金をためこむのは、
老後の生活が心配だからとおっしゃっていました。
よく知られたエピソードとして、
100歳を超えたきんさん、ぎんさんが、
たまたま手に入ったお金を
「老後が心配だから」貯金すると話していた
ことを紹介していました。
社会保障制度が将来どうなるか不透明だし、心配するなと言っても、難しいでしょう。シニア世代の労働に、ボランティアではなく、きちんと対価を支払う仕組みがあれば、ためこまず使うようになるのでは。お金が世の中に循環すれば、社会全体にメリットがあるでしょう。
地元で活動する紙芝居屋もっちいさんのオリジナル作品で、
「はなさかじいさん」があります。
良く知られた昔話ですが、最後がこんなふうになっています。
お殿様から、ご褒美をもらえることになり、
おじいさんは、地域の人たちが集えるおうちが欲しいとお願いしました。
そこは、おじいさんやおばあさんが、
それぞれの得意分野を発揮する場になりました。
ちゃんと報酬も受け取ります。
といったおはなし。
池上さんの話を聞いて、もっちいの紙芝居のことを思い出しました。