ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

カレーライス

 E&KYNが、自分で作ることになったときのために、我が家の味をメモしておくことにしました。

 手間をかけて作っていると思っているかもしれませんが、種明かしをしちゃうと、じつはどれも仕込み10分程度です。特別なワザも必要ありません。料理が苦手なお母さんができるんだから、誰でもできます。覚書きは全部で10品。これだけ覚えれば十分です。ではさっそく。一品目は、カレーライスね。

 

 我が家で料理と言えば、何を置いてもまずこれ。「たまねぎのオイル蒸し」。必ず常備しているストックです。これがあるから、どの料理もおいしくなって、仕込みも10分ですみます。

 たまねぎ(大)3個、だいたいスーパーで売られているのは1袋大3個くらいです。1袋買ってきたら、全部一気にオイル蒸しにしちゃいます。たまねぎの皮をむいて、縦半分に切り、くし切りにします(放射状に4〜5等分)。

 これをルクルーゼの赤い鍋に入れます。この鍋は、火がじっくり入るからオイル蒸しにはベスト。エキストラバージンオイルをぐるーっと一周まわしかける(大さじ3)。塩小さじ1(あればにんにくパウダー小さじ1)をかけて、菜箸でざっくり混ぜます。あとは、ふたを閉めて、弱火でほったらかし。くたーっと小さくなるまで蒸します。ときどき気が付いたときに、菜箸でくるっと混ぜます。

 スーパーで、4~5個入りのを買ってきたら、それも一気に蒸すし、とにかく一袋まるごと、ということです。鍋に入るだけたっぷり。塩の量はその分、増やすけど、分量は一応目安で書いているだけで、本当は適当で大丈夫。

 玉ねぎはどのレシピにも頻繁に登場するんだけど、使うたびに、洗って、皮むいて、切って、炒めてってやってたらもうそれだけで料理がめんどうになっちゃうから、このストックは大重宝です。

 あら熱をとって、鍋ごと冷蔵庫に入れたら、1週間くらい保存可能。瓶に入れると書いてあるレシピもあるけど、我が家の場合は、あっという間に使い切っちゃうから、鍋のままでOK。少なくなったら、耐熱ガラスタッパーに移すこともあります。

 

 でいよいよカレーね。よく使ってる銀の厚底鍋に、「玉ねぎストックをお玉3杯、好みのお肉200g、水カップ3」を入れ、中火にかけます。沸騰して肉に火が通ったら、火をとめて、ジャワカレー中辛1/2箱のルーを割り入れます。ふたをしめてそのまま放置。このとき、すぐにルーを溶かすのが一般的だけど、10分くらい放置しておけば自然にやわらかくなるから、あとはお玉で混ぜるだけですーっと溶けます。これは絶対おすすめ。で、ルーを溶かしたら、「ケチャップ(くるっとひとまわり)、焼肉のたれ(これはちょこっと2秒、砂糖(ちょっとたっぷり大さじ3)」を加えて、もう一度火にかけ、とろみがつくまでふたをせずにコトコト煮ます。

 砂糖を加えるなら、最初から甘口のルーを使えばいいのでは? と思うかもしれませんが、「中辛」のルーを使うのがミソ。辛いものと甘いものをミックスすることで、より複雑な奥深いコクが生まれます。ちなみに、ルーはいろいろな種類があるけど、我が家の味を出すなら、「ジャワカレー中辛」。

 玉ねぎストックがあれば、お湯を沸騰させて、ルーをほおりこむだけだから、ほとんど即席ラーメン並みの手軽さでしょ。