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今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクトColumn      ~『まざーまっぷ』のコンセプト~

夢見ヶ崎動物公園絵本プロジェクト 『まざーまっぷ幸区版』のコンセプトです。

vol.19会議(2018年6月30日)の内容をもとにまとめました。

【Point①】「いつもそばにある」マップ 

  Jちゃんが、イギリスで使っていたマップをベースに原案を考えます。いつもそばに置いて、ボロボロになるまで使えるマップ。子育てが終わった後もとっておいて、行楽弁当のソースのしみさえも、いい思い出になるような、完全保存版の大判マップです。最初から完璧にではなく、原案をもとに「育てていくマップ」というイメージです。

 【Point②】「ママの実感」をプラス

  母子にやさしい施設やショップ、おすすめスポット、ベビーカーが通りやすいルートなど、地元ママの視点でお散歩情報を掲載。さらに、育児をしていて、「困ったな」と思ったことを箇条書きにして、それを解決するための方法を、地図に盛り込みます。(たとえば……Yの育児中の「困ったな」ベスト3)

《№①》いざというときの「避難場所」と「給水所」のマークを入れてはどうか。

前の震災で、本当に水には困ったんです。防災専用のマップはあるんだけど、どこかにしまいこんで、いざというときに、あれ、どこにいったかしらってなるんですよね。いつも持ち歩いているお散歩マップに、マークが入っていれば、ふだんなにげなく目に入るでしょうし、いざというときに、さっと手に取れるところにあるので便利。

《№②》裏の端に小さくでいいから、「子どもの病気救急相談電話」を掲載する。

番号だけそっけなくでいいので。ふだんそばにあるお散歩マップが、いざというとときにも役立つ、というつくりにする。

《№③》「お母さんの友達づくりができる場所」「親子イベントが開かれる場所」のマークを入れる。

私は、長男を出産してすぐ、東京から土地勘のない川崎に引っ越してきました。長男が幼稚園に入園するまでの3年間、近所に友達はいない、遊ぶ場所も知らない。こんなマップがあったらどんなに助かっただろうと思います。

 【Point③】ママが持ち歩きたくなる「シンプル&かわいい」デザイン

   慣れない育児に追われていると、常に寝不足、常にお疲れ状態。細かい文字、膨大な情報は、脳が拒否!という感じですよね。調べる気になれば、いくらでも情報はそばにあったのですが、とにかく細かい文字を読む気になりませんでした。

 そこで、情報は絞って、シンプルなデザインにします。パッと眺めるだけで知りたい情報が分かるように、独自の「マーク」を採用。文字はなるべく少なくします。また、イラスト(や写真)を入れて、ママが持ち歩きたくなるようなかわいく、おしゃれなデザインを目指します。

《おすすめ散歩コース》

 幸区在住のママがお散歩にぴったりのルートを紹介します。30分コース、60分コースなど、時間を設定。家族でピクニックに行くときに役立つように提案します。

☆memo 『まざーまっぷ~幸区版~』

  まざーまっぷという名前は、私の座右の書の著者、山口絵里子さんが起ち上げた「マザーハウス」から思いついたものです。マザーハウス→マザーマップ→まざーまっぷ(個人的に、ひらがなの「ぷ」が好き、笑)