ゆめカフェができるまで           

今度はおぬしが夢を叶える番じゃ

4年ぶりにリニューアルオープンしました。ゆめカフェです。

もういちどブログを書いてみようかな。 ほぼ4年ぶりに、そう思い立ちました。ちょうど4年前、ライター業をお休みして、教師の仕事を始めました。家しごとと教師、この2つだけが頭の中を占めていて、あれほど好きだった書くことに対して、ほとんど興味を失…

アイデアの種「日本古来の文化×絵本」

西野さんのブログをたまに見ている。今日もおもしろい。 フランスのエッフェル塔で個展を成功させた西野さんは、ブログの中でこう語る。 【日本の「歴史」「文化」「風俗」の延長にあるもの…もっと言うと、“日本がこれまで投下した時間を味方につけたもの”が…

アイデアの種「A3絵本」

9月の原画展で、『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』を 小さな絵本にして、訪れた方に配りました。 A3の用紙一枚で、全ページが見られます。 絵本のようにページを開きながら見るため、 折り方を工夫したところがミソです。 この方法を思いついたのは、 …

本作りを「ナリワイ」にする

自分たちの生活の充実をはかりながら、それを拡張してナリワイをつくっていく。伊藤洋志さんは、床張り、結婚式、モンゴルツアーなど、自分の生活の中にもともとあるタネを、ひとつひとつナリワイに育てていった。 私の生活の中にもともとあるもの。本づくり…

コンセプトを決める

くじらの絵本の装丁に取りかかることなり、まさ出版のロゴをそろそろ決めなくては、と思い立った。 ロゴというものは、ただなんとなくマークをつくればいいというものではなくて、コンセプトとかスローガンを象徴したものだよね。ということは、ロゴをつくる…

原画の人気投票をして「夢がかなうポストカード」をつくる

夫がおもしろいアイデアをくれたので、メモっておく。 原画14枚の横に、「一番好きな絵」の人気投票をする。 イラスト14枚の横に、それぞれ丸いシールを貼っていく。 そういえば、以前、大井町競馬場に行ったとき、馬の人気投票をしていた。そんな感じ。…

アニマルカフェOPEN!波乱の幕開け

2019年8月12日(月) いよいよ当日の朝を迎えた。OPENは9時の予定。早起きしたから時間にはまだまだ余裕がある。 リストを確認しながら、荷物をでっかいバッグに詰め込む。看板、メニュー表、グラス、かき混ぜ棒、かき氷器、エプロン、ライブラリーの本、た…

【21日目】ふわふわかき氷をつくる

2019年8月10日(土) 今日から、お盆休みに入った。子どもが夏休みに入ってからこの3週間、朝は猛烈に忙しい。 いつもの朝の支度に加えて、受験生3号が朝から晩まで一日中塾に行くので、昼と夕食のお弁当づくりと、2号の昼ごはんの準備がある。朝食も夕食…

【20日目】ユニフォーム&看板をつくる

2019年8月8日(木) 【ユニフォームをつくる】カフェで、店員さんが着ているおそろいのユニフォーム。『かき氷の魔法』でも、接客係の女の子が、お姉さんの服を借りて、ユニフォームを考えた。 こんな感じで、わざわざ買うのではなく、家にあるもので、なん…

【19日目】ソーダで夕焼けのようなグラデーションをつくる方法

2019年8月7日(水) 夕方、塾から帰ってきた2号が、また動物のテレビ番組を見ている。「ほんとに動物が好きねえ。一番好きなのはネコなんでしょう?」 「ううん、違うよ。いろいろ好きな動物はいるけど、一番好きなのは、ホワイトタイガーだよ」 実際に目の…

【18日目】等々力公園ふるさとの森で「出張カフェ」

2019年8月6日(火) 今日は、Iちゃんと原画展の打ち合わせの日。隣町まで、自転車で30分。ペダルをこぎながら、アニマルカフェのことについて考えた。 昨日の日記で書いたように、メニューについては、家庭の料理とは違って「万人うけする味」を考えなくて…

【17日目】分かりやすいおいしさ

2019年8月5日(月) 今日も猛烈に暑い。溶けそうだ。午前中に仕事の打ち合わせで、最近人気の和風カフェに入った。何かひんやりしたものが欲しいねと、甘党の男性編集者はイチゴのかき氷、私は、生麩入り(!)抹茶あんみつを頼んだ。 しばらくして運ばれて…

【16日目】夢見ヶ崎の夢見る原画展でカフェをOPEN

2019年8月4日(日) アニマルカフェと併行して原画展の準備も進めている。今日は、原画展のチラシをつくった。アニマルカフェとまったく同じデザインに当てはめるだけ。けっこう見栄えのいい仕上がりになって大満足だ。 原画展のことを考えながら、ふと思い…

【15日目】自分自身が熱望するものをつくる

2019年8月3日(土) 早朝から、等々力の森カフェでIちゃんと仕事の打ち合わせ。3号は、その間森のなかで自由に遊ぶ。最近は、公園に来ている子どもに積極的に声をかけていっしょに遊ぶようになった。 そのあと、なりゆきで隣町のIちゃんの家まで遊びにいく…

タラブックスの「ハンドメイド絵本」

「アートのような絵本」あずの言葉を思い出して、一冊の本を手に取った。 『タラブックス~インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる~』玄光社 インドにある出版社、タラブックス。機械であっという間に製本できる今でも、美しいハンドメイドの絵本を…

文章を書く、という原点に戻る②~「Own Media=インフラ」を育てる~

原画展をきっかけに、文章を書くという、自分の原点に戻ることをきめた。文章を書く舞台はブログ。 小さい小さい自分の拠点となる場所。ブログをOwn Media(自分のメディア)として育てる。 人気ブロガーのちきりんさんは、著書の中でこう述べている。「Own …

文章を書く、という原点に戻る①~「夢をかなえるパネル」をつくる~

2019年10月1日 原画展に掲載する歴史パネルの原稿が間に合わず、ドタバタで用意した『ふしぎにゃトンネル誕生秘話』。このブログの文章を抜粋したものだ。パネル10枚分の長い文だけど、思いのほか読んでもらえた。 訪れた方が、パネルの前に、長いことじ…

「ご縁」を大切にする

2019.10.2 「区を盛り上げる活動をしている人は、みんな市にいっちゃうんだよね……」原画展に訪れた区の関係者が、こうつぶやいた。「浮気しないで、区のことを、今後も引き続きよろしくお願いしますね」 なるほど、多くの人は、よりスケールの大きい舞台を求…

脚本をつくる~〈わ〉をキーワードにしたミュージカル~

2019年10月2日(木) 2月1日に予定されている絵本をもとにしたミュージカル。音楽と歌とお芝居を組み合わせたステージをつくる。最初は、劇団に絵本を送って、絵本のストーリーをそのまま劇にしてもらおうと考えていた。 プロデューサーIさんに、ミュージ…

絵本プロジェクトのテーマ「夢をかなえるみんなの〈わ〉」

地域をつなぐプロデューサーIさんが、ぽつりとつぶやいた。 「たくさん団体があって、それぞれが一生懸命、地域を盛り上げる活動をしている。全体を見ると、あっちでも、こっちでも、同じような活動をしているんだよね。 だったら、いっしょに手を組んでやれ…

歴史トリビアのパネルをつくる

「大昔、ここは海だった」歴史トリビアのパネルをつくる 歴史の背景を説明するCHAPTER1を膨らませる。郷土史家に聞いた話の中で、おもしろいところをピックアップ。 「大昔、ここは海だった」「白山古墳はオトタチバナヒメの墓だった」「越路は恋路だった」…

夢をかなえるワークショップ大集合「〈参加型〉原画展」

夢をかなえるワークショップ大集合「〈参加型〉原画展」 2019.9.16に、中原市民館で「コスギアート ラ ファブリカ~誰でもできる! 主役はキミだ!~」というワークショップ形式の「〈参加型〉アートフェス」が開かれた。お客さんが受け身になる従来の「趣味…

原画展3日目/この絵本で、何を伝えたいのか

2019年9月23日(月)原画展3日目 「地域の歴史をテーマにした絵本をつくって、 この絵本を通じて一番伝えたいことは何ですか?」 テレビ局で働いていたときの恩師Iさんが、原画展を見るために、遠方からかけつけてくれた。会場をさらっと見て、私にこうた…

原画展2日目/夢をかなえるワークショップ「スマホで簡単!絵本作家になろう」

2019年9月22日(日)原画展2日目 夢をかなえるワークショップ「スマホで簡単!絵本作家になろう」 「絵本作家になろう」というコンセプトのワークショップを開いた。今回の原画展のテーマは「夢をかなえる」。ふしぎにゃトンネルの原画を見ていただくだけで…

原画展1日目/街を盛り上げるカギ「夢見ヶ崎の名前を活かす」

2019年9月21日(土)原画展1日目 街を盛り上げるカギ「夢見ヶ崎の名前を活かす」 今日は、JRが主催する野外シネマのイベントが同じ会場であるため、多くの方が訪れてくださった。区の関係者の方たちも見に来てくださった。皆さんいつものスーツ姿ではなく…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.10~この地は夢がかなうところ、の巻~

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.10 ~この地は夢がかなうところ、の巻~ 夢をかなえるためには、人と人がつながって、連携の輪を広げることが大切と、前のvol.9で書いたが、この地には、すでに地域の輪をひろげる場がある。絵本プロ…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.9~夢をかなえるための秘訣を知る、の巻~

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.9 ~夢をかなえるための秘訣を知る、の巻~ 絵と文さえ仕上げれば、絵本は完成したも同然と思っていたけれど、ゴールの目前に一番大きなハードルが残っていようとは……。 絵本の制作期間は、企画の段階を含…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.8~常識よりワクワクするほうを選ぶ、の巻~

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.8 ~常識よりワクワクするほうを選ぶ、の巻~ 絵本のストーリーのなかで、もっとも大きな見せ場は、縄文時代、このあたり一帯が海だったという場面。このシーンを「最初」にもってくるか、「最後」にもって…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.7~ストーリーづくりでドツボにはまる、の巻~

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.7 ~ストーリーづくりでドツボにはまる、の巻~ プロジェクトのメンバーと話し合ったのは、絵本をどんな人に読んでもらいたいか。ターゲットは、幼稚園、保育園、小学校低学年くらいまでの子供とその保護…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.6~新キャラクター初夢に登場する、の巻~

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』誕生秘話vol.6 ~新キャラクター初夢に登場する、の巻~ 初夢に、絵本の表紙が出てきたの――。保育園の帰り道、あずがつぶやいた。「それも、どこかで実際に見た映像じゃないかって思うくらい、はっきりとね。夢から覚…