Part3 ②ピンポイントにしぼって掘り下げる
②ピンポイントにしぼって掘り下げる
ちいさな本をいろいろな人に見せ、「おもしろい」と言われた箇所をメモしておきます。「ここをもっと詳しく教えてほしい」と質問された点はありましたか?
とくに好評だったこと、または関心を集めたことが、あなたの中にある「宝石」です。その1点にテーマを絞って、もう1冊ちいさな本をつくりましょう。広く浅く何でもできますではなく、ピンポイントで詳しく掘り下げるのが、成功のカギ。宝石は、どんどん輝きを増していきます。
ちいさな本は、あなたの魅力を見つけて引き立てる〈名プロデューサー〉のような役割を果たしてくれます。
Part3ちいさな本で「自分の宝石」を磨き上げる ①ちいさな本を人に見せる
Part3ちいさな本で「自分の宝石」を磨き上げる
①ちいさな本を人に見せる
1冊つくると、今まで気がついていなかった自分の魅力が見えてきます。さらに、ダイヤの原石をピカピカに磨き上げるために必要なのが、「人に見せる」こと。知識やノウハウをアウトプットすることで、「何が」「どんな人に」必要とされるか、明確になります。
まず、家族や親しい友人など身近な人から。さらにもう一歩進んで、近所のカフェやレストランに置いてもらったり、本のテーマと関連するイベントで配るのもいいでしょう。
また、コンテストに応募するのも、作品を公開する手段のひとつ。今は手軽に電子書籍をつくることができるので、たくさんの人に読んでもらうチャンスがひろがります。
人に見せると、何らかの反応が返ってきます。それが、ダイヤを磨き上げるヒント。共感してもらえれば、仲間が増え、自信につながります。多くの人の目に触れることで、思いがけないチャンスが到来することもあるでしょう。マイナスの意見があっても、改善すべきポイントが見つかります。「不評=ブラッシュアップのヒント」ととらえればいいのです。
また、セミナーやワークショップを開催するとき、ちいさな本をテキストとして使用するのもおすすめです。カウンセリングやセラピー、美容などのサービスを提供するなら、コンセプトを紹介するツールになります。ちいさな本には、口頭では伝えにくい特徴を細やかに説明し、信頼を高める効果があります。
(アウトプットの例)
- 家族、友人など身近な人に見せる
- カフェやレストランにおいてもらう
- イベントや学会で配る
- コンテストに応募する
- セミナーやワークショップのテキストとして利用する
- サービスの内容を紹介するコンセプトbookにする
- 電子書籍をつくる
書き込み式ワーク ⑤目次
⑤目次
まえがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一章「 」・・・・・・・・・・・・・・・
●
●
●
第二章「 」・・・・・・・・・・・・・・・
●
●
●
第三章「 」・・・・・・・・・・・・・・・
●
●
●
あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
***********************************
MEMO
書き込み式ワーク ③タイトル ④プロフィール
③タイトル
本の内容を簡潔に表しているキーワードやキーセンテンスを書き出し、一番ぴんときた言葉をタイトルにしましょう。
④プロフィール
1)名前
(〈例〉安井雅子 Masako Yasui)
2)肩書
(〈例〉開運ライター、パーソナルライター)
3)経歴またはこれまでの経験
(〈例〉大学を卒業後、出版社に就職。雑誌や新聞、広告で原稿を執筆する)
4)現在の活動内容
(〈例〉オーダーメイドの本屋さん『Brown Bear』をオープンし、オリジナルブックの制作をサポートしている)
5)モットーやコンセプト
(〈例〉「ひとりひとりが持っている宝物を見つける」がコンセプト)
書き込み式ワーク ②あとがき
②あとがき
著者の思いを伝えます。
1.この本を書こうと思ったきっかけは、何ですか?
(〈例〉ちいさな本を通じて、自分の宝ものが見つかったエピソードを紹介する)
2.この本を通じて、あなたがかなえたい夢は何ですか?
(〈例〉みんなが夢を実現して、日本中をハッピーにしたい)
3.本をつくる過程でお世話になったかたへ、メッセージをお願いします。
(〈例〉本づくりをサポートしてくださった〇〇さん、○○さん、いつもパワーを与えてくれる家族に心から感謝を申し上げます)
書き込み式ワーク ①まえがき
①まえがき
本の特徴を簡潔に説明しましょう。
1.どんな人に向けて書いた本ですか?
(〈例〉本をつくりたいという希望はあるけど、なかなか一歩が踏み出しない人)
2.一番伝えたいことは、何ですか?
(〈例〉本づくりには、情報の断捨離と頭の断捨離が必要です)
3.内容を簡単に説明してください。
(〈例〉だれでも簡単に本をつくることができる方法を紹介します)
【Column】本格的な本が手軽につくれる「Web製本」
【Column】
本格的な本が手軽につくれる「Web製本」
以前は、製本というと印刷所に頼むのが一般的でしたが、今は市販の製本キットやインターネットによる注文など、さまざまな方法があります。とくにおすすめなのは、Webの製本システムです。書店で販売されている書籍のように本格的な仕上がりで、発注方法も簡単。原稿や写真のデータを流し込めば、1週間ほどで美しい装丁の本が出来上がります。1冊から発注できて、価格が手ごろなのも魅力です。
でも、パソコン操作が苦手な人には、ハードルが高く感じるでしょう。ちいさな本で優先したいのは、まずスピード。デザインにこだわりすぎず、「今すぐ実現できる方法」を選ぶようにします。読みやすく綴じてあればいいわけですから、ホッチキスでとめるだけでもOK。ホッチキスを隠したいなら、製本テープをはれば、グレードアップします。
Webの製本システム
「Photoback」(https://www.photoback.jp/)
「PhotoZINE」(http://f-photobook.jp/)