masasyuppanの日記

まさ出版のブログ

巨額の投資が必要なことは、だれでもできるのでつまらない 伊藤洋志

『ナリワイをつくる』伊藤洋志著 東京書籍

 

次は助成金なしでできることをと考える。
6つのアイデアを考えた。それが原画展。

 

原画展なら、展示する原画は、新しく作らなくとも、すでにある。

 

場所は、お寺を借りれば、無料でできるだろう。
もしお寺が無理なら、公共の施設で、無料で展示させてくれるところを見つけたので使用する。

 

展示会の運営は、仕事が休みの休日に子づれでできる。これなら人件費もかからない。まあ会場にいるだけで、とくにやることもないだろうから、子どもと遊びながら。
とくに接客をしないかわりに、ノートを置いておいおく。来場した方が、思ったことを書いていただいて、交流できるといいなと思う。

 

冒頭の文を読んで、なるほどとうなずいた。

お金をかけてできることは、多くの人がやっていること。

お金をかけないでできることを見つけるのって難しいかわりに、もし見つけられたらオリジナリティがある。

 

プロの絵本作家さんは、原画展を開くのはよく聞くけれど、

主婦が開くのは、なかなかオリジナリティがある。

どこまで独自のアイデアが打ち出せるか、楽しんでチャレンジしてみよう。

会社に勤める以外の働き方をつくる

 

絵本の朗読会で、音楽をお願いしている友人と会った。

彼女は、3年前、肺がんの告知を受けた。
幸い、健康を取り戻し、子供たちも中学生と高校生になったので、パートの仕事を始めようと考えているそうだ。

 

でも、採用面接を受けたとき、がんということを話したら、20社以上落ちたという。病気のことをかくしているのは、なんとなくいやだし、具合が悪くなって急に入院ということも考えられる。そういうときに、なぜ黙っていたのかと思われるのはいやだからと言っていた。

 

不採用の理由は、がんというだけではないかもしれない。
今も治療のため通院しているので、薬の副作用がきついときがある。
そのときのことを考えると、働けるのは週2日が限度。でも、募集の条件は週3日以上が多いし、週2日だと一日の勤務時間が長かったり、休日に出勤してくださいとなったりする。

 

こう不採用が続くと、やっぱり週3日にしようかともよぎるけれど、無理をして家族に迷惑をかけるのは、何よりも避けたい。彼女にとって何よりも大切なのは、がんになった彼女を献身的に支えてくれた家族なのだ。

 

だた、今結果を待っている一社がダメだったら、いったん仕事探しは休みにするそうだ。不採用通知を受け取るたびに、落ち込んでいく彼女を見かねた家族から、やんわり止められたそうだ。でも、彼女のすごいところは、何があっても前向きなところだ。病気が深刻な状態のときも、今も、それを感じさせないほど明るい。
彼女はこう言った。

 

「あ、そうそう。朗読会の企画をもらったのをきっかけに、音楽療法士の資格をとろうと思って勉強を始めたのよ。
まささん見てると、会社に勤めるとか、そういうことではなくても、アイデアで社会とつながれるんだなって発見したし、力がわいたよ」。

 

そう言われて、はっとした。
そうか。会社に勤める以外の働き方を、私はつくろうとしているのだ。いつも目の前のことだけしか見えなくて、目標とか、どこを目指しているとか考えるのは、あまり得意ではない。でも、今日彼女に言われて、そういうことなのだと、あらためて意識した。

 

彼女のような病気以外の理由でも、会社に勤めることが、いろいろな事情で難しい人がいる。私の大切な人も、小学校のころから40歳になる現在まで、断続的に引きこもりが続いている。会社に入っても、人間関係に悩んでやめてしまう。

 

私自身も、勤めるのが難しいひとりだ。
だからこそ、会社に勤める以外の選択肢をつくりたい。
私と大切な人が、社会の役に立って、自立できる道をつくりたい。

 

落ち込んだ日の「パエリア&ワイン」

 

ぐーーっっと落ち込んだ日。
私はキッチンに行き、フライパンを取り出す。

 

①オリーブオイル大さじ1を入れ、火をつけ
米3/4カップ(150cc)を加えて炒める。

②水1カップとパエリアの素1袋(スーパーで100円2袋入り)を加えてかるく混ぜ、冷蔵庫にある残りものの魚肉をのせる。

③沸騰したら弱火にして、ふたをし、15分加熱。

④水けがなくなったら火を止めて、ふたをしたまま10分蒸らす。
食べる前に強火で焼きめをつける。

 

残りものとご飯を合わせるので、チャーハンの洋風版、といった感じ。

今日は、昨晩の残りの鶏ソテーとソーセージ1本をキッチンバサミでちょきちょき。スーパーの安売りでゲットして冷凍しておいた甘塩鮭の切り身(88円!)を凍ったままどーん。

 

パエリアって、難しそうなイメージがありますが、
上のとおり、作業は、米を炒めて、残り物を上におく、
それだけです。5分もかかりません。

 

で。とびきりおいしい。
良質のタンパク質がたっぷりとれる。
ワインに合うのもまたまたいい。

 

フライパンのまま食卓に運んで、熱々でいただきます。
もちろんワインもいっしょに。

おいしい。
ものすごくおいしい。

 

浮世の問題はまったく解決していなくても、
タンパク質をとると、なんだか元気がモリモリ出てきます。

 

ご飯がおいしい。
おいしいと感じられる健康な体があることが、まずありがたい。
パエリアの鮮やかな色を見られる目があることが、まずありがたい。
このご飯をじっくり味わえる時間があることが、まずありがたい。
いまハッピーだ。
まるまるオッケー、それで十分ではないか。

 

落ち込んだときの対処法って、人によってさまざまだと思いますが、
私はなんといっても、おいしいご飯。

キッチンで無心に手を動かしている時間も大切で、
米を炒めている間に、凍ってしまった心が徐々に
あたたかく解きほぐされていきます。

 

自分でつくれば、材料に好きなものを使えるし、
外で食べるよりずっとお金がかからないのも魅力。

こんなにおいしくできて、お得~、とほくほくしているうちに
すっかり元気になっていました。

 

ホームページを自分でつくることにした

 

作品を出版するといえば、

何度も何度も推敲を重ね、

監修者や記事に関わった人たちに原稿を送ってチェックしてもらう。

プロの校正者が、文字や表現に間違いがないかチェックし、ことばの表記を統一。

さらに、食品に関する記事なら薬事法にふれないか専門家がチェック。

いろいろ修正が入ったから、最後にもういちど、校正部門に送ってチェック…。

 

と、ものすごくはしょって書いても、これだけの数の工程がある。

大人数で制作する場合は、それでいいのだけど、

まさ出版は、ごく少人数。

おまけに、それぞれ本業が別にあって、あいた時間をぬって作業をしている。

同じ工程をふんでいては、完成まで何年もかかってしまうだろう。

 

そこでどうするか。

 

作品が完全に完成してから発表するのではなく、
ある程度、形が見えてきた段階で、ウェブやコピー冊子で公開する。
いろいろなご意見をいただきながら、完成に近づけていく。
その段階を経てから製本、というステップをふみます。

 
『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』も
同様のステップで制作し、最初に公開したあと、
各方面の意見を取り入れ、かなり修正を加えました。
 
こうすることで、製本後は新たな修正が発生せず、
さらに、制作中からいろいろな方に
知ってもらえるという利点もありました。
 
こういうスタイルなので、
いったんホームページで公開しても、何度も修正が入ります。
 
デザイナーさんにホームページの作成をお願いしていると、
修正の都度、お手数をかけてしまうので申し訳ない。
 
そこで、スマホも最近になってやっと持ったというほど
IT音痴ではあるけれども、
自分でアップして、修正くらいはできるようにしたい。
というか、そうするしか道がない。
 
そんなわけで、
ホームページを自分で立ち上げてみることにしました。
 
 

レッサーパンダ

①もともと標高の高い場所にすんでいる動物なので、相当な暑がり。ところがガラス張りの部屋なうえに日当たりがいいので、冷房のききが悪く、夏はたいていバテて室内でぐったりしている。娘は木のうえが好きで、お気に入りの場所にいつもいる。
 
②ササの葉が主な食事だが、じつは胃腸が弱く、あまり消化でき ない。しかもササの葉はあまり栄養価が高くない。じゃあ、なぜ他の食物を食べるように進化しなかったのか?「野生にムダなものはひとつもない」(Sさん談)。
 
なぜか分からないが、何か理由があるんでしょうねえとおっしゃっていました。で、栄養が足りないから、いつもササの葉を大量に食べ続けている。
飼育員さんは、ササの葉を切らさないようにせっせと運んでいるそうです。

しまうま

シマウマ
 
バレリーナよりすごい立ち方してる。ひざに見えるところが実はかかと。最初森にいて小さかったんだけど、森から出て敵がいっぱいいるから早く走って逃げないといけないから、つま先立ちになって、脚を長くして、さらに中指だけで立ってると。
 
②本気で走らせたら、めちゃくちゃ早い。競馬で走らせてみたいってSさんは言ってた。
 
③夢見ヶ崎のシマウマは、じつは仲が悪い。いっしょに、オリから出すとけんかするので一匹ずつ出している。
 
④シマウマって白地に黒線か、黒地に白線か…それがナゾだ。って黒地に白線らしい。(どっちでもいいが)
 で、ちなみに、あの模様は、草原にいたら一発アウトで敵に見つかってしまいそうな派手な柄だが、「野生にムダなものはひとつもない」(Sさん談)。以前は保護色だと言われていたが、今は、伝染病をうつす危険な虫がとまらない柄だとする説がもっとも有力。
 
 
 

『Crystal Blue ~message of whale~』

動物たちのふるさと、美しい海を守り伝えたい

 『Crystal Blue ~message of whale~』

 

作/まさ 絵/あず【まさ出版】

 

 

  2018年夏、神奈川県鎌倉市由比ガ浜で、シロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されました。

 このニュースを知り、私たちの身近な問題であるプラごみについて、親子で考えるきっかけをつくりたいと、母子クジラの物語『Crystal Blue ~message of whale~』を制作しました。

 

(P1-2)

 

ここは ふかい ふかい うみの なか

あなたの そばにある うみの おはなし

 

いま ひとつの 

あたらしい いのちが たんじょうしました。

 

 

(P3-4)

 

おかあさんクジラと あかちゃんクジラは

いつも いっしょ。

 

あまえんぼうの あかちゃんクジラは

おかあさんに ぴったり くっついて およいでいます。

 

「ぼうや ぼうや わたしの ぼうや

いとしい いとしい わたしの ぼうや」

 

「マーマ だあーいすき……」

 

 

 

 

 

 

(P5-6)

 

おかあさんクジラは うまれたばかりの 

ちいさな あかちゃんクジラが

かわいくて しかたがありません

 

「ぼうや ぼうや わたしの ぼうや

この ひろい うみには

すてきな ものが たくさん あるのよ。

うつくしい せかいが どこまでも ひろがっているわ。

 

ママと いっしょに 

いろんな ものを みにいきましょうね」

 

「マーマと いっしょ。うれしいなあ~」

 

 

(P7-8)

 

「マーマ あれは なあに?」

 

「うみに すむ わたしたちの なかまよ」

 

「ふうーん、 いーーっぱい いるんだね」

 

(P9-10)

 

 

あるひ、カメのおじさんが とおりかかりました。

 

「マーマ、カメのおじさん くるしそうだよ。

はなに へんな ものが くっついてる」 

 

「ほんとねえ、

なんの ぼうかしら」

 

カメのおじさんは、

ヨロヨロと およいで いきました。

 

(P11-12)

 

「さあ さあ ぼうや

いっぱい おっぱいを のむのよ

 

いーっぱい のんで 

げんきに おおきく そだってね」

 

「んぐ んぐ んぐ」

 

(P13-14)

 

あかちゃんクジラは、

まいにち いろんなことを おしえてもらいました。

 

「マーマ みて みて。

ぼく いきつぎが じょうずに 

できるように なったよ」

 

「そうよ、そのちょうし。

じょうずに なったわね」

 

 

 

 

(P15-16)

 

「ぼうや ぼうや

こんどは ふかく ふかーく もぐるわよ」

 

「マーマ ぼくの ほうが すっごい じょうずだよ」

 

「ほんとねぇ。 

ぼうやは ほんとに じょうずね」

 

(P17-18)

 

あるひのこと。

 

あかちゃんクジラが

じっとして うごこうとしません。

 

「ぼうや ぼうや どうしたの?

おなかは すかないの? 

つかれちゃったの?」

 

「マーマ…… ぼく…… なんだか へんなの……」

 

「ぼうや ぼうや わたしの かわいい ぼうや

どうしたの? 

へんじを してちょうだい……!」

 

 

(P19-20)

 

「マーマー…… おなか いたいよ……」

 

「ぼうや ぼうや どうしたの?

 

だれか! 

だれか おねがいします…… 

 

ぼうやを たすけて……!!」

 

 

 

 

 

(P21-22)

 

「マ……マ…… だ……い……す……き……」

 

「だめよ! ぼうや だめよ!

ママから はなれないで……

 

おねがい ぼうや!!」
(P23-24)

 

「ぼうや……ぼうや……

わたしの いとしい ぼうや……

 

ママのところに もどっておいで……」

 

 

(タイトル)

EPILOGUE

小見出し

「絵本でひろがる〈プラごみゼロ〉の輪」

 

(ネーム)

 今、世界中で大きな社会問題となっているプラスチックごみによる海の汚染。とくに5ミリメートル以下の「マイクロプラスチック」による汚染は、全国の河川にも広がっていることが分かっています。

 

 昨年夏、神奈川県鎌倉市由比ガ浜で実際にあったニュースが、この物語のモチーフとなっています。シロナガスクジラの赤ちゃんが海岸に打ち上げられた映像を見たとき、わたしは忘れられない悲しい出来事を思い出しました。

 

 数年前の春、私にとって大切な人の、大切な息子が亡くなりました。まだ生まれて数ヶ月の赤ちゃん。突然の別れに嘆き悲しむ彼女の背中を、ただただ必死にさすり続けることしかできませんでした。

 

 赤ちゃんクジラがクレーンで運ばれる映像に、大きな衝撃を受けるとともに、真っ先に思い浮かんだのが、母クジラのことでした。あの日の彼女の姿と重なったのです。

 

 テレビの映像にはうつっていないけれど、母クジラは、きっとどこかからこの様子を見守っているでしょう。どれほど悲しい、苦しい思いをしているだろうか……。

 

 このニュースをきっかけに、母子クジラの物語をつくることにしました。クジラからのメッセージを受け取り、伝えたいと思ったのです。

 

 世界中の海には、人間の出したプラスチックごみによって苦しんでいる生き物がたくさんいます。マイクロプラスチックが、魚の体内に蓄積され、それを食べた人間の健康に影響を与える可能性もあると、専門家は指摘しています。

 

 絵本のタイトル『Crystal Blue』は、透き通った美しい海を子どもたちに残したいという思いをこめました。

 

 私たちの身近な海、世界中の海に、プラスチックごみが亡くなる日が、1日も早くおとずれますように。                     2019年7月8日

 

(スタッフクレジット)

『Crystal Blue ~message of whale~』

作/まさ  絵/あず

WEBデザイン/石井秀幸

発行/まさ出版